立夏も過ぎ、暦の上での季節はもう夏。
でも、北国である北海道にとってはまだ春本番、といったところでしょうか。
道内では桜の開花・満開の便りも続々と届き、4月下旬から5月上旬にかけて
一気に春めいたように感じます。
桜といえば、ほとんどの地域で標本木にもなっているソメイヨシノが
日本を代表する有名なものだと思いますが、その他にも日本では、ヒカンザクラ・
ヤマザクラ・エゾヤマザクラ・ヤマザクラなど9種類が野生の桜として自生しています。
・・・あれ、桜ってもっと種類が多くなかったっけ・・・?
はい!そうなんです!
9種類というのはあくまで野生の桜。
日本では古くから品種改良がされたり、多くの園芸品種が作り出されたりと、
今ではその数は300種類以上にものぼります。(一説では、2000種類以上・・・なんて噂も!)
これらの園芸品種全体を称して、山に生えているものをヤマザクラ(山桜)、
人里に植えられているものをサトザクラ(里桜)と呼んでいるのです。
北海道にも本州と同様、ソメイヨシノなど本州などから持ち込まれた桜が植えられていますが
道内に元々生えている桜は、エゾヤマザクラ・カスミザクラ・ミネザクラの3種類です。
さらに、道内のみでしか見られない貴重な桜も!
これは、道内で品種登録されたもので、「釧路八重」「大雪」などがあります。
桜は北海道では一般に大型連休頃に見頃を迎えますが、例えばヤエザクラやチシマザクラなど、
道内の桜の中でも遅咲きの桜もたくさん植えられています。
そのため、5月中旬頃までは桜の見頃が続くと言えるのです。
今年は、お花見などなかなか行けない状況になっています。
そこで今回は、道内各地の桜を写真でお届けしたいと思います!
写真だけでも、お花見を楽しんでください!