5月の北海道は花や草木がすくすく育ち、色鮮やかな風景を見られる所が多くなります。
今回は、札幌で開催される花に関するイベントをご紹介します。
「さっぽろライラックまつり」は1959年(昭和34年)から始まった札幌を代表するイベントの一つで、今年2023年で65回目を迎えます。
大通公園に咲き誇るライラックと北海道の味覚を一緒に楽しめる、道内の方にも道外の方にもおすすめのイベントとなっていいます。
メイン会場となる大通公園には色鮮やかなライラックがたくさん見られるほか、飲食店ブースが充実していたり、道内のワイナリーが多数出店して様々な種類のワインを堪能できたり、手作りマーケットがあったりなど、大通公園の5丁目から7丁目にかけて、多種多様のブースがライラックまつりを盛り上げてくれています。
また、第50回目からは川下会場も追加され、こちらの会場では景品がもらえるライラッククイズラリーやコンサートが開催されたり、ライラックの苗木が無料で配布されたりと、ライラックに由来する出し物も盛りだくさんとなっています。
なお、期間中は大通公園の8丁目会場で札幌ラーメンショーが4年ぶりに開催されます。
全道だけでなく、全国各地の有名ラーメン店が第1幕、第2幕に分かれて出店し、中には北海道初出店の店舗もあります。
ライラックまつりとともに、全国のラーメンを味わってみても良いかもしれません。
さて、ここからはライラックについてのお話を少し。
ライラックといえば紫っぽい色を想像する方が多いと思います。
ご想像の通り、大通公園にある約400本のライラックのうち、およそ9割の370本は紫系の色をしています。
しかし、1割以下にあたる約30本は、白いライラックなんだそうです。
大通公園を散策する時に、白いライラックを探してみるのも面白いかもしれません。
また、ライラックの花びらは通常4枚ですが、稀に5枚ついているものもあります。
これは「ラッキーライラック」と呼ばれ、見つけた人には幸せが訪れるといわれています。
馬の方のラッキーライラックを思い浮かべた方も多いかもしれませんが(笑)、競走馬のラッキーライラックも、幸運の象徴とされる5枚のライラックが名前の由来となっているそうです。
魅力いっぱいのさっぽろライラックまつり2023は、5月17日~28日にかけて開催されます。
北海道の魅力がいっぱい詰まったライラックまつり、鮮やかに咲いた花を見ながらおいしいものを食べたり飲んだりなど、ぜひ堪能してください。