10月の北海道は本格的に寒くなる日も出てきて、いよいよストーブを…というご家庭も増えてくる頃かと思います。
(ちなみに私はまだストーブを我慢しています…)
秋が深まるにつれて見頃を迎えるのが、紅葉です。
このシーズンは、毎年紅葉のおすすめスポットをいくつかご紹介していますが、北海道にはまだまだ紅葉スポットがたくさんあります。
今回ご紹介する「神居古潭」も、その一つ。
なんて読むか、わかりますか??北海道に住む方だったら、すぐにわかるかもしれませんね。
正解は…「かむいこたん」です。
神居古潭は旭川市にあり、アイヌ語で「神居=神様」「古潭=集落」を指し、神居古潭は「神の住むところ」として古くからアイヌの方々の聖地とされてきた場所です。
春は桜、夏は新緑、冬は雪景色と、四季折々の表情を楽しめるスポットですが、1年の中でも特に秋の時期がおすすめといわれています。
朝晩が冷え込む時期になると、ミズナラやカエデ、ナナカマドなど、さまざまな種類の木が赤や黄色、オレンジと、きれいに染め上がります。
雄大な石狩川と、その上にかかる神居大橋、そして紅葉と、目の前に広がる景色はまさに絶景です。
なお、この神居古潭は「旭川八景」にも選ばれているそうです。
旭川八景とは、市民の公募などをもとに1997年に選出された旭川市の8つの景勝地や自然現象などで、旭橋なども含まれます。
そして見どころは紅葉だけではありません!
神居古潭はもともと、国鉄の線路が引かれ、実際に列車が走っていた場所でもあるんです。
駅舎もあり、旧ホームには「神居古潭」と駅の名前がしっかりと書かれています。
また、実際に昔使われていたSL蒸気機関車が3つも展示されており、中に入ることはできないものの、状態の良い様子が間近で見られます。
知名度の高い「D51」や「C57」「29638(キュウロク)」が展示されているので、鉄道ファンは必見です!
また、鉄道をそんなに知らない方でも、思わず写真を撮りたくなるようなスポットとなっているので、歴史の息吹を感じて写真におさめる、というのも良いかと思います。
そんな神居古潭の紅葉の見頃は、例年10月後半頃となっているようです。
今年は9月から10月にかけての気温が高めになっているため、もしかしたらいつもより遅い時期まで紅葉を楽しむことができるかもしれません。
この時期にしか見られない景色を、ぜひドライブがてら訪れてみてください♪