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北海道で会える雪の妖精

2020.03.05 観光ブログ

ここ数年、SNSなどで話題になっている鳥をご存知でしょうか。
「シマエナガ」という名前で、丸くてふわっとしたマスコットのような姿に
魅了される人が多いのです。

シマエナガは、エナガという鳥の北海道に生息する亜種です。
エナガという鳥は、尾が長いということから名づけられ、本州などでも見ることができます。
本州のエナガは目の上に黒く太い模様が入っていますが、北海道でみられるシマエナガは
その模様がなく真っ白でつぶらな瞳が特徴的です。全長はおよそ14㎝ですが
半分くらいが尾の長さなので体だけだと手のひらに乗るくらいの小さいかわいいサイズです。

シマエナガは北海道全域に分布していて、緑が多い公園で出会うことができます。
写真のシマエナガを撮影した場所は北海道大学の苫小牧研究林ですが、札幌市内だと
円山公園や旭山記念公園、西岡公園などで、運がよければその姿を見ることができるのだとか。
1年を通して生息していますが、特に冬場は山の餌場が少なくなるので、
平地や公園に来ることも多く、夏よりも高確率で出会えます。
虫を主食としていますが、樹液を目的として木に止まることもしばしば。

「雪の妖精」とも言われるシマエナガの愛らしい姿を、ぜひ見に行ってみてください。
虜になること間違いなし!です。

ただ、ここで注意!シマエナガには1年を通して出会えると前述しましたが
マスコットや写真集にもなっている真っ白くて丸いもふもふとしたシマエナガは
「冬限定の姿」です。夏は寒さをしのぐ必要がないので、羽毛は少なく茶色っぽい色合いになり
スラっとしたスズメのような姿になります。
3月も後半に入ってくると、目撃数は減っていくと言われているため
なるべく早く会いに行くのがおすすめです。

そして、シマエナガは木々をすばやく飛び回り、一か所にとどまってくれないので
撮影もなかなか難しいことでも知られています。
その分、出会えた時やベストショットを撮影できた時の喜びは倍増するはず。
北海道に住む愛くるしい妖精に、会いにいってみては。

撮影場所:北海道大学 苫小牧研究林
撮影:JWA齊藤勝也氏

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