世界的にも珍しいモールの湯(十勝)
12月に入り、だんだんと雪景色も見慣れてきた頃。 春夏秋冬楽しめますが、特に冬になると入りたくなるもの、それは「温泉」です。 冬の寒い日には冷えた体を温め、身も心もポカポカになりたいものですよね。 北海道にも温泉スポットはたくさんあり、以前は登別温泉をご紹介しましたが 今回は十勝川温泉の「モール温泉」をピックアップします。 「モール温泉」って、あまり聞きなじみがないかもしれません。 簡単に言うととても貴重な「植物性の温泉」です。(一般的な温泉は鉱物性が多いです。) 葦などの植物がはるか昔から長い長い時間をかけて蓄積し出来上がった 亜炭層を通って湧き出る温泉のことを言います。 その泉質は大変珍しく、かつては世界的に見てもドイツのバーデン地方と 北海道の十勝川温泉の2カ所のみだったそう! (現在は東北などいくつかの地域で湧き出るようになったそうです。) 数ある温泉に先駆けて、平成16年には初の北海道遺産として選定されました。 気になるモール温泉の効能は、 神経痛・関節痛・うちみ・疲労回復・健康増進・冷え性。美肌効果など 体に嬉しい効能が盛りだくさん! 特に、アトピーや皮膚疾患への効果はずば抜けて良いそう。 マグネシウム濃度が高く、皮膚の炎症を抑えてくれる効果があるのだとか! かつてアイヌの人々の間では「薬の湯」「薬の沼」として言い伝えられいたほどだそうです。 実際にモール温泉に入った際の個人的な印象ですが、温泉の色は透明な茶色 という感じで特徴的なにおいはなく無臭に近かったです。 そして何より、他の温泉よりも少しトロッとしていて(これはアルカリ性だからだそう) お肌がツルツルになる感じがしました!女性には特に嬉しい効能かもしれませんね。 冬の寒い日に温泉に浸かって、体と心を休める機会をつくってみては。 撮影場所:十勝川温泉