渓谷と紅葉の絶景:天人峡
9月も下旬に入り、北海道でもいよいよ本格的な秋が訪れていますが、秋といえば紅葉ですよね。 今回も、紅葉おすすめスポットをご紹介します! 上川管内にある、天人峡です。 大雪山国立公園の南東側で、忠別川(チュウベツ)の上流にある所です。 この天人峡は、約3万年も前に起きた巨大噴火が影響し、 長い長い年月をかけて作られた柱状節理がシンボルになっています。 柱状節理とは、火山から流れ出た溶岩がゆっくりと冷え固まって、 規則正しい柱のような割れ目が形成されたもののことをいいます。 いくつもある岩のうち、特徴的なものには名前がつけられているそうです。 「涙岩」は、巨大な一枚岩から水が流れており、この様子が まるで泣いているように見えることからそう呼ばれています。 また、柱状節理が7本並んでいる「七福岩」というものもあり、どんな名前の岩があるかを 探してみるのも楽しみ方の1つになるかもしれません。 この柱状節理と紅葉という、少し珍しい組み合わせを見ることも できるのもおすすめポイントの1つです。 紅葉の見頃は例年10月頃で、これからの時期は徐々に赤や黄色に染まった木々と 猛々しい岩の景色を見ることができそうです。 天人峡の近くには「天人峡温泉」もあり、自然湧出100%の温泉を楽しむこともできます。 ただ、以前は3軒あった宿が、現在では1軒しか営業していないそうなので、 事前に調べていくとよさそうです。 華やかでにぎやかな温泉街というよりは、静かで人のあまりいない雰囲気になっているそうなので 都会の喧騒から離れて心穏やかに過ごしたい人にも良いかもしれません。 この時期しか見ることのできない景色を、ぜひ楽しんでみてください。